●1回目 1月16日(木)5-8限 13:20-16:35 ※すずかけJ3棟4F 405発信←B225から変更になりました
実験動物中央研究所実験動物研究部長 末水 洋志氏
「実験動物の利用について」
実験動物は、ライフサイエンスにおいて基礎研究から臨床応用まで、必要不可欠なものである。 iPS細胞を用いた臨床応用の実現性が高まる中で、一層その重要性を増している。 そのような中、実験動物の利用は、生命倫理における観点からも避けて通れない課題となっている。 日本の実験動物を支え新しい技術を開発し続けている実験動物中央研究所の末水博士に、基礎から現状までの紹介と、iPS利用を含めた最先端トピックについて解説していただき、生命倫理の観点から考察を深める。
※月曜授業の日
●2回目 1月23日(木)5-8限 13:20-16:35 すずかけJ233発信
大阪大学大学院医学系研究科医の倫理と公共政策学教授
加藤 和人氏
「パーソナルゲノム解読とその応用に伴う倫理的・社会的課題」
-遺伝子診断を例にして
-インフォームドコンセント、データ共有他、最新の話題から
パーソナルゲノム解読が可能となり、遺伝子診断ばかりでなくバイオバンクなど多くの人々から試料を提供してもらい、大規模にゲノム解析を行う研究も増えている。インフォームドコンセントをどのよう に取得するのか、大量に生まれるデータをどのように保護しつつ利用するのか、新しいタイプのゲノム研究に関する倫理的課題について紹介する。
●3回目 2月6日(木)5-8限 13:20-16:35 すずかけJ233発信
厚生労働省結核感染症課 齋藤智也連携准教授
「生物学的脅威とデュアルユースが懸念される研究」
人類の福祉、社会の安全の向上を目指して我々は科学・技術を扱っているはずであるが、それに内在する「悪用や誤用の恐れ」、すなわち「デュアルユース」の問題に対して、研究者はどのように向き合っていくべきだろうか。2012年に生物学分野で勃発したインフルエンザH5N1ウイルスに関する研究論文の公表差し止め勧告に始まった一連の議論を題材に、この問題を一緒に考えてみたい。
★大岡山[遠隔受信] 大岡山本館地階B03号室 情報生命博士教育院事務室
情報生命以外も参加できます。
また、各回のみの聴講者も可能ですのでぜひご参加ください。
多くの方の参加をお待ちしています。 掲示ポスター
Details for the following programs is announced:
"Ethical, Legal and Social Issues on Biological Research"
This courses is in Japanese.