日時: | 平成28年2月4日(木)13:20-18:20 |
平成28年2月5日(金)13:20-18:20 | |
場所: | すずかけ台キャンパス B2棟B225講義室 |
講師: | 隅藏 康一先生 (政策研究大学院大学 准教授) |
「イノベーションと知的財産権」
本講義では、研究とは、開発とは、イノベーションとは、といった基本概念を押さえた上で、基礎研究の成果がどのようなルートで経済的・社会的なインパクトを持つようになるのか、ならびに、その過程における知的財産権(特に特許権や営業秘密の保護)の機能について学びます。産学連携を取り巻く制度設計、企業における発明の帰属をめぐってどのような制度変化があったか、今後の生命科学の研究と応用がもたらす倫理問題にどう対処するか、といったトピックについても扱います。最後に、研究活動において自由な意見交換と秘密保持をどのように両立するか、そのためにラボノートがどのような役割を果たすか、ということについても話題提供し、受講者一人ひとりにご自身の問題として考えていただきます。
各講義タイトル
1:イノベーションについて考えよう
2:知的財産権について考えよう
3:産学連携について考えよう
4:職務発明制度について考えよう
5:これからの生命科学の研究・応用と倫理について考えよう
6:ラボラトリー・マネジメントとラボノートについて考えよう
●ご略歴 | |||
1998年 | 博士(工学)東京大学 | ||
東京大学先端科学技術研究センター客員助手 | |||
1999年 | 同センター助手 | ||
2001年 | 政策研究大学院大学助教授 | ||
2007年 | 政策研究大学院大学准教授 (現職) | ||
2012年 | 文部科学省科学技術政策研究所(現:科学技術・学術政策研究所) 総括主任研究官 (-2014年) |
●参考書籍:
隅藏 康一・竹田英樹編著『幹細胞の特許戦略』(発明協会、2011)
隅藏 康一編著『知的財産88の視点』(税務経理協会、2007)
岡崎 康司・隅藏康一編著『理系なら知っておきたい ラボノートの書き方』(羊土社、2007)
隅藏 康一(単著)『これからの生命科学研究者のためのバイオ特許入門講座』(羊土社、2003)
≪担当教員≫ 徳永 万喜洋・相澤 康則 (生命理工学研究科)
≪問合せ先≫ 情報生命博士教育院 すずかけ台事務室 office@acls.titech.ac.jp