本学位プログラムにおいて、修士課程修了時および博士課程修了時に修めるべき要件は、以下の通りです。
学生の所属する系において選択したコースで定められた修士課程の修了要件のほかに、当学位プログラムの履修単位表(表1)のA 欄に掲げる各単位数を修得しなければなりません。要件を満たさない学生については、博士後期課程に進学しても当学位プログラムとしての履修の継続は認めません。なお、修士論文の審査は各系・コースの基準に基づいて行います。
学生の所属する系において選択したコースで定められた博士後期課程の修了要件のほかに、当学位プログラムの履修単位表(表1)のB 欄に掲げる各単位数を修得しなければなりません。また博士論文の審査は、各系・コースの基準を満たすことに加えて、「情報生命博士教育院」としての統一的な審査基準に基づき、本学位プログラムの修了者としてふさわしいΓ型人材としての育成が十分に行われたかを判定し、学位プログラムとしての修了認定を行います。本学位プログラムでの学位審査においては、選択コース以外の異分野の審査員および産業界などの審査員が加わるとともに、博士論文研究の内容や必要単位の取得状況のみならず、外部試験の合格状況などを総合的に勘案した試問を行います。
生命科学を主専門とする学生と、情報科学を主専門とする学生では、履修すべき科目群の詳細が異なっています。
当学位プログラムで取得した単位については、在籍する系が了承する場合に限り、選択するコースの取得単位としてもカウントすることを認めます。
当学位プログラムにおける必要単位数は、以下の通りです。
<表1 履修単位表>
A欄:修士課程修了時 | B欄:博士後期課程修了時 | |
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所属学院で定める履修要件 | 各専攻・コースの要求する単位数 (修士論文研究等を含む) |
各専攻・コースの要求する単位数 (博士論文研究等を含む) |
a) Γ型人材養成 基盤科目 | 4単位以上(修士必修4単位を含む) ◎ART.T453, ◎ZBA.A402 |
6単位以上 |
b) Γ型人材養成 先端科目 | 2単位以上 | 5単位以上 |
c) 異文化コミュニケーション科目 | 4単位以上(修士必修4単位を含む) (◎ZBA.A403, ◎ZBA.A406) or (◎ZBA.A404, ◎ZBA.A405) |
6単位以上 |
d) インターンシップ科目 | 1単位以上(修士必修1単位を含む) ◎LST.C505 |
3単位以上(必修2単位を含む) ◎ACL.C601 or ◎ACL.C401 |
本学位プログラムにおける学位審査では二重の審査が行われます。Γ型人材の養成にあたり、主専門 に関する知識と経験については、学生が所属する系において選択したコースの基準に則った審査を行い、博士号の授与を行います。しかし一方、「情報生命博士教育院」としては独自の基準に基づく口頭試問を行い、Γ型人材としての知識と経験の修得が十分に行われているか、規定の条件を全て満たしているかを判定し、 それに合格した場合にはじめて「情報生命博士教育院」としての修了認定を行い、学位記への記入を行います。もしこれに不合格の場合には、系・コースによる学位授与のみが行われます。進学の途中でこの条件に満たないことが明らかな者、選抜の人数に漏れた者は、本プログラムの続行はできません。
下記のうち1つ以上を、博士後期課程修了時までに達成することを修了要件として求めます。
(留学などの特殊事情を勘案する場合があります。)ただし、英語の試験は必ず全員が1度以上は受験して下さい。
受験料の支給について (ログインが必要です。)
本学位プログラムでは前期課程のみでの修了は前提としておらず、前期のみで修了してしまう者については、当然ながら修士号の学位記などへのプログラム修了の記載は行いません。ただし、表1のA 欄 の基準を全て満たした修了者には、その前期分相当単位の取得を証した修了証のみを別途に発行します。これは本学における各種の特別教育研究コースの修了証とほぼ同じ扱いとなります。